一般社団法人 湘南くらしのUD商品研究室
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2019年2月12日
 
世の中すべての人に向けたピープルデザインをめざす「テンボ」
すべての人が笑顔になれるファッションショー

主任研究員 柳原美紗子

先月末(11/24~25)、代々木公園で開催されたファッションとアートのイベント"ヴィント・エイジ(BE Vint-Age)"で、「テンボ (tenbo)」のファッションショーが行われました。会場は、ケヤキ並木の両側に屋台が立ち並ぶ、にぎやかな通りの真ん中に赤いカーペットを敷いただけの青空ランウェイです。障がいのある方も健常者を介して、みんな一緒に、笑顔でウオーキングしていました。
からだに障がいがあるという可愛らしい子どもたちも元気に出演して楽しそうでした。

 
 
 
「テンボ」は、年齢、国籍、性別、障がいの有無を問わず、誰もが笑顔になれるファッションを発信しているブランドです。デザイナーの鶴田能史さんが、「全ての人が着ているだけで幸せになる、機能性もファッション性もある服」を提案しようと、2015年に立ち上げました。

鶴田さんはブランドテーマとして、「ユニバーサルデザイン」ではない、「ピープルデザイン」という言葉をかかげています。より人に寄り添いたい、人のためにデザインしたいという、気持ちのあらわれと受け止めています。

出演したモデル全員で記念撮影。右の一番端が鶴田さんです。

なおブランド名の「テンボ」は、スワヒリ語で「象」の意味だそうです。優しいだけではない、ときに群れを守ろうと闘う強い象が、ブランドイメージと重なります。

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