2016年11月19日
国際福祉機器展にみるユニバーサルファッション
素敵にアクティブ!「ケアファッション」
主任研究員 柳原 美紗子
先般の第43回国際福祉機器展2016では、ユニバーサルファッションでいつも注目している「ケアファッション」のブースを訪れました。
ご担当のキアレッタのデザイナー、前野いずみさんにお話を伺うと、今季は新しく「素敵にアクティブ!」と旅をテーマに発信するなど、バリエーションを拡大したとか。そこにはいくつになってもファッションを楽しめるアイテムがたくさん揃っていました。
たとえば肩や腕をぐっと上げなくても楽に着られるゆったり設計や、大き目のボタンやマグネットボタン、取っ手がつかみやすいファスナーなどのやさしい設計、また腰をすっぽりと包み込むようなCラインカーブのパンツ、裾ファスナーの足湯パンツ、さらに背中部分にタックやゆとりを入れてシルエットのブレや着崩れを防ぐ設計のトップスなど。
ちょっとした体の変化から生じる不満や不便を解決する工夫やアイディアがいっぱい。おしゃれな着こなしの提案もみられ、印象的でした。