一般社団法人 湘南くらしのUD商品研究室
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2021年06月11日
 
ミライロハウス「コオフク洋裁」ファッションイベント開催
一人ひとりの悩みごとに応えてリデザイン

主任研究員 柳原美紗子

  

  東京・丸井錦糸町店の「ミライロハウスTOKYO」で、3月20日~3月28日、「コオフク洋裁」のファッションイベントが開催されました。

  イベントは「新しいファッションの購入体験!」というものです。どういうことかといいますと、既製服というのはとかく障がい者にとって不満の多いものです。「着替えにくい」「ここにポケットがほしい」「ボタンが締めづらい」など、一人ひとりが服についての悩みを抱えています。「コオフク洋裁」ではそうした困りごとを聞いて、それぞれが着やすいデザインにつくり直します。制作期間は約1.5~2ヶ月で、ミライロハウスで販売されます。 


  会場にはサンプルを着装したマネキンやハンガーが並んでいました。どれもとてもファッショナブルにリデザインされていて、パターンや仕立ての良さがわかります。


  またこれらの元の服は、在庫買取業のショーイチ(shoichi)からコオフク洋裁に無償提供されたものだそうです。ですから古着ではなくてまさに新品です。お値段もお手頃ではないかと思いました。

  例えばパンツは、長時間座っても楽なように、後ろにスエット生地を使って履きやすく、トレンドのパッチワークでおしゃれにアレンジされています。7,500円です。スカートは長い丈の場合、トイレに入って汚したりひっかけたりしやすいです。そこでバルーンシルエットにリデザインして機能的で可愛く仕上げています。4,900円~。一日に数着は売れているようで人気は上々、とくに以前私が2020.12.21付けの記事、~POP‐UP型イベント「246st.MARKET」~でも取り上げたマスクの売れ行きは好調といいます。

  コロナ禍の憂鬱を明るい気分に切り替えてくれるのは、やっぱりファッションです。今回のイベントは終了しましたが、次回を楽しみに、今後のコオフク洋裁に期待しています。

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